『生きていくということ』 

大阪展示会開催に伴い在庫の一部を移動しており、発送が7月25日となります。

ポジティブで強く正しくなければならない。作りたかったのは、その概念を覆すエモーショナルな一着。

人は、人生で沢山の大切なモノを失いながら、正しくなくても、ポジティブでなくとも、背負って生きていく。その姿こそが"正しく生きる"という事なのだと僕は考えます。

フロントには『So far away.』理性と事実をイメージしたメッセージを。バックには、隠れるようにして『But, still so near.』心情や願望を表すメッセージを。

合わせると『凄く遠い。でも、まだとても近くに感じる。』となり、理性的に捉えた事実とは裏腹に、切ない感情が混在する様子をデザインに込めました。これは『正しくなくていい、それでも僕達は生きていく。』という僕なりの鼓舞と、人間が持つ健気さ、強さ、美しさ、脆さを表現しました。

皆様がこのプロダクトと共に思い思いの姿で精一杯に生きる事で、着用して下さる方が笑顔で立っていて、そこで初めて完成するカスタマーを含めたインタラクティブアートです。

改めて、皆様の人生が豊かで実り多いものでありますようにと心から願って。

特徴

アメリカはサンホーキンバレーの雪解け水で育った大変貴重な超長綿を使用。標高が高く、昼夜の温度差も大変激しい環境で育った糸はオーガニックな上長い繊維長を持つ超長綿となり、繋ぎ目や節が少なく光の屈折が散らばらない為に光沢があって美しい仕上がりに。

湿度のないアメリカで紡績された糸は、空気をたっぷりと含む為ドライタッチで軽く、とても滑らかで柔らかい肌触りに仕上がるのが特徴です。

その中でも極細の糸を使用し、引き揃えて双糸にすることで凹凸感を出来るだけ消し込み型崩れや斜行を起こし辛いしっかりとした生地に仕上げました。

また、通常の約1.3倍度を詰めることで、更に上質で美しい生地質に仕上がっています。

プリントには厚盛りのラバーを採用し、メッセージをよりはっきりと立体的に表現しました。